安全報告 (2008年)

当社のスカイキャビン・リフトをご利用いただき有難う御座います。
当社は、経営理念の第一に安全運行を掲げ、安全が最大のサービスを合言葉に、法令の遵守とともに安全輸送に努めております。
本報告は、鉄道事業法に基づき、安全確保のための取組みの実態、その他安全に関する情報について安全報告として公表いたします。

平成20年 9月 10日
株式会社 札幌リゾート開発公社
定山渓高原 札幌国際スキー場

(1)輸送の安全を確保するための方針

(2)輸送の安全の確保に関する組織体制

輸送の安全の確保に関する組織体制
  • 安全統括管理者…索道事業の輸送の安全の確保に関する業務を統括します。
  • 運行管理者…安全統括管理者の業務を補佐します。
  • 索道技術管理者…安全統括管理者の指揮の下、索道の運行の管理、索道施設の保守の管理その他の技術上の事項に関する業務を統括管理します。
  • 索道技術管理員…索道技術管理者の指揮の下、索道技術管理者の行う業務を補佐します。

(3)輸送の安全の確保に関する取組み

(4)索道事故及びインシデントについて

1.索道事故の発生状況

1.事故等種類 人身傷害事故
2.発生日時 平成20年3月10日(月) 16時45分頃
3.場所 メルヘン第1リフト山麓停留場
4.死傷者数 負傷1名
5.事故概要 当該リフトで遅番交代後機械装置の一部(フード開閉レール)に異常を感じ現場に確認に向かった際、確認部分に注意が集中し他の部分に対する注意が散漫となり、回転中のVベルト上に右手を置いてしまいベルトに巻き込まれ負傷した。
6.原因 当事者の不注意による。
7.再発防止 索道担当者全員に対し、事故内容を説明し注意を促すとともに、異常を感じた場合1人で判断、対処をせず必ず2人以上で状態を確認し必要に応じて機器の運転を停止した後対処するよう指示した。対処マニュアル(異常を感じた場合の対処法)を作成し、運転室及び監視室等に掲示した。
お詫び この事故によりお客様に多大なるご迷惑をお掛けいたしました事を深くお詫び申し上げます。今後このような事故を再発させないよう全社を上げて安全運行に努める所存です。

2.インシデント(事故の兆候)の発生状況

1.事故等種類 インシデント(握放索不完全)
2.発生日時 平成19年11月15日(木) 13時40分頃
3.場所 スカイキャビン8線路12号〜13号柱間
4.死傷者数 なし
5.事故概要 スカイキャビン8山頂駅で搬器の出庫訓練中、出庫した4台目の搬器が握索異常検出装置の動作により停止した。係員は握索部の状態を目視確認したが運転に支障はないと判断し、運転を再開した。その後当該搬器は下り線路の12号〜13号柱間で滑動して先行搬器に衝突し、その衝撃で落下したと思われる。
6.原因 握索状態良否の判断を誤った人的ミス、握索機の凍結による握索不良
7.再発防止 握索異常検出装置及び他の保安装置が作動した時の対応について改めて指導を行った。安全運行に関して再度注意・指導を行った。全搬器の握索部に給油を行った。握索機が凍結している時は打撃により凍結を解除する。搬器出庫は全搬器2循環以上の動作目視確認を行う。握索機の解体検査周期を短縮する。

参考:事故等の種類

来シーズンは無事故を目指し、安全管理と機械整備に努め、安全で楽しいスキー場を提供すべく全社一丸となって努力する所存です。

※お客様へのお願い・・・スキー場でのルールとマナーを守りましょう
※この報告書についてのお問い合わせは・・・(株)札幌リゾート開発公社
電話011-598-4511

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